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保険診療でセラミックができる?
こんにちは。徳島市の歯科・歯医者 新浜歯科医院です。
新浜歯科医院では、保険診療で白い被せ物を患者さんたちに提供しています。
日々の診療でセラミックを保険でできると聞いたことがあるとよく患者さんから相談を受けることがあります。原則セラミックを保険で行うことはできません。
しかし最近は材料の進化により一部被せ物を白く保険でできるようになりました。保険でできる白い被せ物、詰め物と保険外の白い物で何が違うの?という方が多いと思われますので参考にしていただけたら幸いです。
保険適用でできる被せ物は?
現在の日本の保険制度ではセラミックを保険で行うことができません。被せ物であればCADCAMか金属になりおそらく多くの方がこのCADCAMというものをセラミックと思われているのかと思います。このCADACAMについて詳しく説明していこうと思います。
保険でできる白い被せ物(CADCAM)って何?
CADCAMはコンピューター上で設計し、ブロックを削り出して作られるハイブリッドセラミックの被せ物になります。メインの材料はプラスチックでセラミックが混合されています。日本では2016年4月から保険適応になりました。
値段はどれくらい?
保険診療でのCADCAMは1日目形成型取り、二日目装着の流れで合わせて約10,000円になります。
保険の白い被せ物と保険外の白い被せ物何が違うの?
保険の白い被せ物はCADCAMの一種類ですが、保険外の被せ物は数種類あり審美性、耐久性などそれぞれ違う特徴があります。
保険の白い被せ物は選べる色に限りがありますが白さが出せます、オールセラミックと比べると白さ・透明感は劣ります。
また耐久性が低いので、強い力が加わると破損してしまう恐れがあります。
変色する恐れがある材料にプラスチックが含まれているので、長期間使用すると変色する恐れがあります。
汚れが付着しやすいプラスチックを含むため、表面に傷ができやすく、プラーク(バイオフィルム)などの汚れが付きやすいです。歯周病のリスク虫歯のリスクはセラミックに比べると上がると考えています。
患者さんの口腔内の状況でおすすめできない場合、適応外になる場合があります。
被せ物の素材、治療内容の質問など気軽にしていただいて構いませんので、お声がけください。
副院長の畑野諒